今年の夏は過ごしやすいな、と思っていたのである。実際、東京は8月10日に最高気温36.8℃を観測した後、まるで梅雨空が戻ったかのような長雨が続き、お盆は肌寒いくらいの気温だったのだ。ああ、今年はこのまま夏が終わってしまうのか、と少し寂しさすら感じていた。
しかし、夏は戻ってきた。パラリンピックが始まると同時に、これぞ東京の夏、という高温と高湿度のダブルパンチ。つらい。太陽が痛い。熱い空気が体にまとわりつく。まるでサウナに入っているような東京の夏。高原で生まれ育ったわたしは、何年たっても東京の夏に慣れることができない。
気温が35℃を超えると、立っているだけで汗が噴き出す危険な暑さである。そして昨今はマスク必着なのでさらに熱中症の危険度アップ。こういう時は外に出てはいけない。がしかし、働いていると、そんなことも言っていられないわけですよ。どうしても出かけなくてはならない猛暑日、これまでは凍らせた保冷剤をハンカチやタオルで包んで首に巻いたり、水で濡らして使う冷感スカーフなどを使っていた。しかし、どちらも難点がある。ビショビショになるのだ。凍らせて使う保冷剤は結露してビショビショになるし、冷感スカーフはそもそも濡らさないとひんやりしない。そしてすぐに冷たさがなくなるので、はずしたビショビショをビニール袋に入れてカバンに突っ込んだまま忘れてカビだらけ、ということになっていたのだ、これまでは。
そんなビショビショを解決してくれたのが、この夏ユーティリティブランド【SUO】から発売された「28°ICE クールリング」。28℃で溶け始める特殊な素材を使用しているので、0℃で溶ける氷と違い、冷たすぎず、しかもひんやり感が持続する。氷のように急激に冷却するというより、体にこもった熱を放出してくれる、という感じ。なんだか優しい。なんといっても一番の推しポイントは結露しないこと!さらばビショビショ。
使い方は簡単。冷凍庫または冷水で冷やして、本体が硬くなったら首にかけるだけ。直接肌につけることで⾝体の熱を吸収し、⼼地よくクールダウンできる。冷凍庫に15分ほど入れておけば短時間で冷却し、着け心地は冷たい!となる。でも、冷凍庫に入れなくても、中の素材が固まっていれば十分ひんやり効果がある。28℃以下で硬くなるので、ちょっと水に浸すだけでもOK。
このクールリングは、激しい温度変化から宇宙⾶⾏⼠を保護するためにNASAによって研究開発されたPCM素材(Phase Change Material)を使用している。水と同じように、温度環境に応じて固まったり液体になったりするが、水よりも比重が30%程低いので、トレーニング中でもつけていることを忘れるくらい軽くて快適。液体になるまで約4時間はひんやり感が持続する。
冷やすためには肌に密着するジャストサイズを選ぶのがおすすめ(S,M,Lサイズ展開)。これからまだまだ残暑が厳しい季節。⾸元を冷やすことで、全⾝の熱をクールダウンさせてくれるクールリングの出番はまだ多そうだ。トレイニーにもおすすめです。
SUO
28°ICE クールリング(ブラック/Mサイズ 32cm)
3,520円 (税込)
https://suolife.thebase.in/