「はかる」を通じて実践する
体づくり!
タニタと考える食事・運動・休養
健康計測機器メーカーがなぜ「飲食事業」を始めたのですか?
一般の方向けのレストラン『タニタ食堂』が誕生したのは、タニタ本社の社員食堂がきっかけです。2010年に、タニタの社員食堂で提供していたメニューをまとめたレシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』(大和書房)を発行以降、一般の方から「実際に食べてみたい」という声を多数いただきました。そこで、ビジネスの中心地である東京・丸の内にタニタ食堂の一号店である『丸の内タニタ食堂』を2012年にオープンしました。『タニタ食堂』ではヘルシーな食事を提供するだけでなく、プロフェッショナル仕様の体組成計での計測やカウンセリングサービスを受けることができ、食事を通して「健康」を再認識していただくことを目指しています。
どのような方が『タニタ食堂』を訪れるのですか?
『タニタ食堂』で提供している日替わり定食は、500kcal前後、野菜量200g前後、塩分量3g以下で、タニタの社員食堂のメニューを忠実に再現したものです。ビジネスパーソンはもちろん、50~60代の健康を強く意識している方にもご利用いただいています。また、健康を身近に感じてもらえるように「楽しさ」「心地よさ」といった「こころの健康づくり」をテーマにした『タニタカフェ』も展開しています。「たっぷりの野菜をおいしく食べる」ことをコンセプトとしており、若年層の方にもご来店いただいています。
タニタでは「健康」をどのように考えているのでしょう?
健康の三要素である「食事・運動・休養(睡眠)」のバランスを整えることが重要だと考えています。栄養が偏る、からだを動かさない、質の良い睡眠が取れていない状態が続くと、疲れを感じやすく、仕事や運動においても十分に力を発揮できなくなる可能性があります。
タニタではこの三つを「はかる」ことが健康づくりの起点となると考えています。「はかる」ことで自身の状態が分かり、目指したい状態との差異に気付き、必要に応じて改善する。この健康サイクルを回していくことが、タニタが考える健康づくりです。一方で、健康づくりは「目的」ではなく「手段」の一つに過ぎないと考えています。必ずしも「健康だから幸せ」とは言い切れません。私たちは、皆さんが楽しく幸せな時間を過ごすために、健康習慣や健康づくりをサポートしています。
タニタの体組成計では、どのようなことがはかれるのですか?
家庭用の体組成計では、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベルなどを計測できます。機種によって計測項目が異なりますが、タニタ食堂に常設しているプロフェッショナル仕様の体組成計(マルチ周波数体組成計MC-980A-N plus)は、筋肉量と脂肪量を部位別にはかれます。タニタは1992年に世界で初めて、乗るだけではかれる体脂肪計を開発し、その発売前から人の体組成に関する研究を続けてきました。タニタの体組成計は、科学的根拠に基づいて開発した体組成分析アルゴリズムを搭載しているので、高精度の計測ができるのです。
丸の内タニタ食堂では、店内をご利用いただくと、体組成計測とカウンセリングサービスを無料で受けられます(詳しくはこちらをご参照ください)。また、計測結果の説明だけにとどまらず、筋肉量と体脂肪率の判定結果から割り出す体形判定に基づいて、おすすめ食材を紹介しています。例えば「標準」判定の方には、筋肉や脂肪のバランスを維持するために、抗酸化作用(活性酸素に対抗する働き)がある緑黄色野菜の他、血流を良くする良質な脂質が取れる青魚やナッツ類などといった内容です。体組成の計測結果を通して、日頃の食事を見直すきっかけにしていただけたらと思います。
はかったり、記録したりすることは重要なのですね!
はかって自分の状態を知ることはとても大切ですね。丸の内タニタ食堂でも、過去の計測結果と比較しながら熱心に説明を聞いている方もいます。自宅でも体組成計を使って、体重だけでなく、筋肉量や体脂肪率の推移もしっかり見てもらいたいですね。
特に日頃からトレーニングをされている方は、「筋肉量」の数値が気になるのではないでしょうか。タニタの体組成計には、筋肉の質を評価する「筋質点数」がはかれる機種もあります。筋肉量と筋質点数の両方を確認しながら、鍛える部位や強度、回数などのトレーニングメニューやタイミングをコントロールすることで、より効果的なからだづくりに役立てていただけます。
忙しい方にアドバイスはありますか?
食事の面から、二つご提案します。一つ目は「よく噛んで食べる」こと。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ効果もあるんですよ。ちなみに脳が満腹と感じるのは、食べ始めて20分程度経過した後といわれています。忙しくて食事時間が惜しいかもしれませんが、できれば20分以上かけて食べるように意識してみましょう。
二つ目は「間食を上手に活用する」こと。仕事の都合などで食事をしっかり取れない方もいるのではないでしょうか。そんな時は、ナッツ類や乳製品など、からだにとって「身になるもの」を選んでください。またコンビニなどを利用する場合には、食品の栄養表示を確認する習慣を付けると良いですね。一食でどれくらいエネルギーや塩分を取っているかを把握することで、栄養バランスを意識することにも役立ちます。ただ、毎食バランスの良い食事を取るのは大変なので、一週間単位で考えてみましょう。例えば、前日に塩分を取り過ぎた場合は、翌日は麺類のスープを残して塩分摂取量を控えめにしたり、塩分を排出する働きのあるカリウムを多く含む野菜や果物を意識して取ったりしてみてください。
私たちが考える健康づくりの起点は「はかる」こと。はかってご自身の状態を把握し、理想とする状態に近づくために何が必要なのかを考えてみましょう。その中で無理なくクリアできる小さな目標を立て、コツコツと続ける。その積み重ねが、結果として健康につながっていくと考えています。
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皆さんは健康のために、運動以外で取り組んでいることはありますか? 忙しいからといって食事をおろそかにしたり、「自分へのご褒美!」と必要以上にカロリーを摂取したりしていないでしょうか。今回は、株式会社タニタのグループ会社である株式会社タニタ食堂の管理栄養士 小武内沙織さんに、健康づくりのために私たちができることについて教えていただきました。その答えは、ハードルの高いものではなく、コツコツと続ける日常の延長線上にありました。